業者に過失があった場合は?

・引っ越しのプロと言えど・・・

引っ越し業者は、間違いなく引っ越しのプロです。
その手際、安全性は素人の比ではありません。

しかし、いかにプロと言えど人間であるからには間違いが起こります。
何らかの理由で約束した時間に遅刻をしたり、作業中に荷物を傷つけてしまったり・・・。
このような時、値引きや補償をしてもらえることはあるのでしょうか?

・遅刻をした場合

遅刻、とは言ってもどうしてもやむを得ぬ事情もあります。
例えば、地震のような天災。
このような天災が理由で到着が遅れたとしてもそれは仕方の無いことだと思いますし、値引きを交渉しても恐らくは聞いて貰えないでしょう。

人間は、天災を防ぐことはできません。
しかし引っ越し業者に明らかに過失があり、開始時刻が予定よりも大幅に遅れた場合はフリー便を除き値引きをして貰える可能性があります。

特に、値引きをして貰える可能性が高いのは午前便です。
午後便は午前の作業が手間取ったりする場合もあるので、ある程度は仕方のない面もあります。
とは言っても、何時間も遅れるようでは午後便でも値引きを申し出ても良いと思います。

向こうも客商売なのですから、業者の方に過失があるのに遅刻をして客に何もしないというわけにはいきません。
時間の勘違いや寝坊など、明らかに業者が悪いと言える場合は値引きを申し出てみましょう。

・荷物を傷つけられた場合

人の手で行うことなのですから、荷物を傷つけてしまう可能性が絶対に無いとは言い切れません。
いくら注意していても、不測の事態というのはあり得ることなのです。

ただしょうがないこととは言え、客の方からすればたまったものではありませんよね。
そのような場合どうなるのかというと、これは引っ越し業者から補償をして貰うことができます。

ただし、その補償金額は引っ越し業者によって異なります。
そのため引っ越し業者を選ぶ時は、万が一の補償金額はどうなっているのかということもしっかりとチェックしておきましょう。

また引っ越しが終わった後、運んでもらった荷物に異常がないかすぐに点検を行いましょう。
あまりにも気付いた時期が遅かったりすると、それだけ補償されることは難しくなります。

・それでも引っ越し業者がおすすめ

いかにプロでも失敗をすることもある・・・。
そう考えると、自分でやった方がいいんじゃないか?と思った人もいると思います。
しかし彼らがプロであることには変わりなく、自分で行った方がよりリスクが高くなることは確かです。
やはり基本的には、引っ越し業者を利用することをおすすめします。

最終更新日 2025年9月18日 by sunolu

引っ越し業者にお礼って必要?必要ならどんなもの?

引っ越し業者にお礼を渡すという習慣があるのをご存知でしょうか。
一昔前までは引っ越し業者に対してお礼を渡すという習慣が一般的でした。
これは礼金の考えと同じで、京都で生まれたものという説があります。

はじめて引っ越し業者に引っ越しを頼む場合、何かお礼をするべきか迷いますよね。
引っ越し業者にお礼って必要なのでしょうか。
必要だとしたらどのようなものがいいのでしょうか。

■地域によって変わる

引っ越し業者へのお礼が必要かどうかは地域によります。
むしろお礼を渡さないほうが良いところというのもありますよ。
東京の都心に近いところでは人々の警戒心がほかの地域よりも高いと言われています。

だから東京の都心に近いところ、23区内では渡さないほうが無難です。
ほかのところでは渡しても渡さなくてもいいですね。

京都においては、渡したほうが無難でしょう。
京都では礼金が異常に高いのですが、これは「感謝」「礼節」「気遣い」「言葉の裏」をとても大切にする京都民的発想に基づいています。

京都では渡さないと非常識だと思われ、作業が雑になったりすることがあります。
でも、そのほかの地域の場合は個人の判断と思いやりによりますね。
渡す「必要」はありません。

■渡すとしたら?

お礼の気持ちを表したいというのであったり、京都からどこかへ引っ越すというのであれば作業員にとってもうれしいものを渡しましょう。

現金や飲み物、甘いものあたりが無難です。
現金を渡すのであればひとりあたり500円から3000円程度が相場のようですね。
これよりも多いと逆に気を遣わせることになり、威圧感を与えてしまいます。

飲み物の場合は夏場であればお茶やスポーツドリンクがいいでしょう。
冬場の場合はあたたかいお茶のペットボトルでも渡せば喜ばれます。
甘いものの場合は、極力好き嫌いが少なそうなものが無難です。

■渡すタイミング

現金を渡すのであれば、作業開始前がオススメです。
作業開始前にお金をもらえば、やっぱり気分がいいですよね。

気持ちよくやる気に満ちて作業が出来るので、無意識に仕事も丁寧になります。
飲み物や甘いものを渡すのであれば、作業前に「飲み物や甘いものを用意しています」と言っておき、タイミングは相手に任せるようにしましょう。

直接渡すのでなく、「冷蔵庫に入れています」「机の上においているので」など、どこかに置いて、それを伝えるようにするといいですよ。

■渡さなくてもいいけど

基本的には引っ越し業者にお礼を渡す必要はありませんが、渡して損をするということはありません。
そこは個人の思いやりであったり裁量に任されています。
お互いに気持ちよく引っ越しができればそれでいいでしょう。

最終更新日 2025年9月18日 by sunolu

Scroll to top