・福島原発の問題って解決されたの?
・東日本大震災の放射性物質の問題について詳しく知りたい
・原発問題について真剣に勉強したい
原発は電気を安定的に供給できる手段として知られています。
2010年の段階では電力供給減の比率が最も多いのが石炭、そして液化天然ガスがそれぞれ29%ほどでした。
原子力は25%、水力などの自然エネルギーは10%程度であり、日本の気候では風力や火力によって電気を生み出すことは難しく、原発に頼ることが多かったです。
ですがこのことに関して多くの人が関心を寄せるようになったのはつい最近のことであり、それまでは当たり前のように原子力に依存し、電気を確保していました。
原発問題が有名になったのは、2011年に発生した東日本大震災がきっかけです。
福島第一原子力発電所で重大な事故が発生
この時福島第一原子力発電所で重大な事故が発生し、十数万人の人が生活環境を失ってしまいました。
さらにしばらくは放射性物質が放出され、福島県を中心に不安を感じる人が大変多い状況でした。
初期の対応が不十分だったとはいえ、原発が安心であるという神話は崩れており、安全だと思っていたことが安全でなかったということが広く知られるようになったきっかけでもあります。
放射性物質にさらされた建物や水などは簡単に廃棄することができず、今でも山積みの状態です。
なお現在日本の原発は徐々に停止をしており、原子力で賄う電力は6%となりました。
その分石炭と液化天然ガスの割合が増え、徐々にではありますが、自然エネルギーも18%と増えています。
原子力発電は、ウランの核分裂反応を利用しており、原理は原子力爆弾と同じです。
ウランが核分裂をすると熱や様々な放射性物質が作られるのですが、しっかりと管理をされている状態であると安全に使用することができます。
ですが東日本大震災のように大きな事故が起きれば簡単に放射性物質が外へ漏れ出してしまい、安全とは言えなくなります。
特に日本は地震が多い島国であり、これから先も地震や津波が生じる可能性は高く、アトックスも警鐘を鳴らしていますが、今後再び福島第一原子力発電所のような事故になるかもしれません。
放射性廃棄物をどう処分するか
原発問題は安全面が注目されますが、もう一つ重大な問題が放射性廃棄物です。
日本では昔からこの放射性廃棄物をどのように処分をするかが考えられており、使用済みの核燃料からプルトニウムを取り出して再利用する計画が進められてきました。
再利用は一見良いように感じますが、再処理した後に出る廃液にも放射性物質は含まれており、現在ガラスで固めています。
このガラス固化体は茨城県と青森県で保管されていますが、ガラス固化体が安全なレベルになるには数万年かかると言われており、日本ではまだ専用の処理場がありません。
さらに使用済み核燃料は全国の原子力発電所施設内の貯蔵プールに保管されていますが、後数年でこの貯蔵プールが満杯になる見込みになっています。
満杯になった時点でどのようにしていくのか計画のめどは立っておらず、原子力発電所を動かしたとしてもその後どうするのかが明確になっていません。
つまり核のごみはたまり続けてしまうということになります。
このほかの問題としては通常であっても放射性物質を放出しており、働いている人が被ばくしている可能性がある、海の生態系に影響が出ているなどのことがあげられます。
海の生物に何かしらの影響が出ることも懸念される
原子力発電を行うには多量の水が必要となるため、原子力発電所は海沿いに建てられています。
海水を原発に取り込み冷却に使用するのですが、取り込む際に魚介類の卵が死滅してしまうこと、冷却水は海水温よりも7度ほど高くなって海に戻されるため周辺が温暖化してしまうことが問題視されています。
放射性物質が含まれている水も海に流されているので、海の生物に何かしらの影響が出ることも懸念されます。
自然エネルギーのように自然を活用した場合、電気は安定的に供給されないことがあり、価格もあがります。
ですが原発の場合は安定的な供給が期待でき、その分価格も安く抑えることが可能ですし、CO2排出も他のものに比べると少なくなります。
自然エネルギーを100%使用して電気を供給できれば良いのですが、まだまだ現実味を帯びていないのが現状です。
日本では今まで電気が安定供給されることが多く、停電が起こることはさほどありませんでした。
自然エネルギーを使用するとどうしても価格はあがり、停電になるリスクもあります。
原発問題を考える場合は、このような面もしっかりと考え、利便性だけを追求せずにある程度納得して進めなくてはなりません。
まとめ
原発問題は運用中の安全面と、廃棄物の処理方法に懸念があります。
原発を稼働すればするほど廃棄物の量は増え、どこの施設に保管するのかが問題になります。
安全と言えるレベルになるには、数十年かかり、その間に何か重大な事故や自然災害がある可能性も大変高いです。
電気の安定的で低価格な供給を求めるのか、日本の気候をうまく利用して自然エネルギーにシフトしていくのかは、一人一人の問題であり、どのようにしていくのかをしっかりと考える必要があります。
最終更新日 2025年9月18日 by sunolu






